Linuxを使い始めるにあたって問題になってくるのが,今までWindowsで使えていたソフトが使えなくなるかもしれない,ということです。
しかし,意外にLinux対応しているソフトは多いです。
Linuxでも使えるとわかれば安心して移行できるし,Linux以降に備えて今のうちから別のソフトに切り替えておく,なんてこともできます。
そこで,今回はLinuxでもWindowsでも使えるソフトを紹介しようと思います。
Mozilla Firefox
Linuxではプリインストールされていることが多いブラウザです。
Windows,Mac,Linux(DEB,RPM),モバイルに対応しています。
主要なブラウザの中ではメモリ使用量が少ないことで知られています。
Microsoft Edge
Windows標準の,Chromiumベースのブラウザです。
Linuxでの使い続けたいという場合は使ってみるといいでしょう。
Windows,Mac,Linux(DEB,RPM),モバイルに対応しています。
Windowsをインストールしたときに「Chromeをインストールするためだけのブラウザ」とバカにされることが多いですが,意外にカスタマイズが豊富で高機能だったりします。
Google Chrome
世界シェアNo1の,Chromiumベースのブラウザです。
Windows,Mac,Linux(DEB,RPM),モバイルに対応しています。
素のAndroidでは標準ブラウザになっています。
シンプルであることが最大の特徴です。
VLC Media Player
Windows10でDVDが再生できなくなってからはお世話になった方が多いのではないでしょうか?
言わずと知れた高機能メディアプレーヤーです。
Windowsはもちろん,AndroidやWindowsのArm版など,非常に幅広く対応しています。
Minecraft(Java版)
言わずと知れた世界一売れたゲームです。
ただし,いわゆる「Java版」のみがLinux対応していて,「BE版/統合版」は非対応なので注意が必要です。
つまり,SwitchやモバイルのMinecraftとのマルチプレイはどちらのエディションにも対応したサーバーを建てない限り不可能です。
しかしLinuxではMinecraftサーバーを建てることも可能なため,そこから始めてみるのも楽しいと思います。
Visual Studio Code
Microsoftが開発している,オープンソースの大人気高機能エディターです。
多くのプログラミング言語に対応しており,また多くの拡張機能にも対応しているため,自分の好きな言語を自分の好きなようにカスタマイズした環境で書くことができます。
Blender
オープンソースで開発されている,アニメーションやゲーム向けの高機能3Dモデリングソフトです。
無料ながら非常に多くの機能を搭載しており,3Dアニメーションを作成するならまずは試したいソフトです。
また,追加のアドオンにも対応しており,足りない機能を補うこともできます。
Discord
ゲーマーに人気のチャットソフトです。
モバイル版もあり,幅広いデバイスで利用可能です。
軽量でありながら様々な機能を搭載しており,TeamsやZoomなどはビジネス用途向けなのに対し,日常の連絡やゲーム中のボイスチャットなどに最適化されています。
Libre Office
Linuxではプリインストールされていることが多い,互換Officeです。
Windows,Mac,Linux(DEB,RPM),モバイルに対応しています。
他にも互換Officeはありますが,LibreOfficeは日本語対応やMicrosoftOfficeに寄せることなく独自のUIで提供されている点で自分はおすすめしています。
OBS Studio
画面の録画や配信,仮想カメラなどの機能を備えたライブストリーミングソフトウェアです。
Windows,Mac,Linuxに対応しています。
オンライン会議のときにプレゼン画面にカメラ映像を組み込むなど,画面の配置を自由にカスタマイズすることができます。
他にも,ただ画面をキャプチャしたいときなどにも使用できます。
感想
やっぱりLinux向けにはオープンソースのものが多いですね。
Linuxでもこれほど対応ソフトがあるため,自分はメイン環境がLinuxですが特に困りません。
Linuxに乗り換えたいけど対応ソフトがないかもしれないのが怖い,なんて人の参考になれば幸いです。
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