以前の当サイトの記事で,KDE Plasma 6になってからPlasmaが重くなったことを確認しました。
しかし,KDEPlasmaといえば意外に軽量というメリットがあったため,個人的には残念に思いました。
そこで,今回はPlasma6になってから重くなったであろう要素を無効化し,果たしてそれでどこまで軽量化できるか試していく,という記事です。
KDE Plasma 6 の重い要素
詳細は以前の記事をご覧ください。
ざっくり何が新しくなったかをまとめると,透過の効果が多くかかり,タスクバーにウィンドウがかかっていないと表示が変わるというのがKDE Plasma 6の特徴でした。
今回は,これらの設定+αで無効化していこうと思います。
なお,今回の環境は以前の記事でも試したKDE Neonです。
無効化していく
透過の無効化
最初に,タスクバーとアプリ一覧の透過の効果を無効化していきます。
まず,タスクバーのなにもない部分を右クリックし,表示されたメニューから,「パネル設定を表示」をクリックします。
開いたメニューから,「透明度」の項目を探し,標準では「自動調整」となっているプルダウンを,「不透明」に設定します。
続いてタスクバーの動作も無効化していきます。
タスクバー動作の無効化
こちらも透過の無効化をしたメニューから設定できます。
設定方法も簡単で,標準では有効になっている「フローティング」の項目をクリックして無効化するだけです。
設定が完了したら,「編集モードを終了」をクリックして閉じましょう。
これで今回のメインの設定は完了です。
ついでにアニメーション無効化
アニメーションがPCを重くするのはなにもPlasmaデスクトップに限った話ではないので,軽量化を求める人には定番の設定です。
まずは設定一覧を開きましょう。
最初に表示される「クイック設定」のまま,「アニメーションの速度」の項目のシークバーを「即時」に合わせてください。
その状態で「適用」をクリック。
これで設定は完了です。
一応再起動しておいたほうがいいと思います。
結果
今回設定した項目はどれもCPU負荷がメインですが,デバイスによって使用率は変わるので当てにならないため,メモリ使用量をコマンドで確認しました。
というわけで
メモリ使用量に関してはほとんど変わらなかったと言っていいでしょう。
しかし,かなりサクサク動いてくれているので,メモリさえあればそれなりに古いデバイスでも動くと思います。
感想
今回は,KDEPlamsa6の設定を変更し,軽量化に挑戦しました。
結果としてはメモリ使用量を削減することはできなかったものの,CPU負荷は減らせたようで,比較的サクサク動作してくれるようになりました。
古いデバイスでPlasmaを利用するなら,CPUは古いままでもメモリが4GBとかならメモリ増設くらいはやったほうがいいと思います。
最近メモリ換装もやっていないので,久しぶりにやってみたくなりました。
最近ジャンクPCを買っていないので,買ってきたらメモリを入れ替えて記事にするかもしれません。
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