OpenSUSEを最低限使えるようにする!

Linuxソフトウェア

 先日メインPCのOSをOpenSUSEに変更しました。

 目立ったバグなどはなく、日本語入力も問題なくできる状況なのですが、それでもいくつか問題はあります。

 例えば、デフォルトで入っているFirefoxではYouTubeの一部動画が再生できませんでした。おそらくメディアコーデックがインストールされていないのでしょう。

 他にも、Chromium系ブラウザが入っていなかったり(普通ない)、タスクバーが勝手に非表示にならなかったり(普通)と、微妙に使いにくい点を使いやすく設定していこうとおもいます。

OpenSUSEでFirefoxを使う上での問題

 OpenSUSEにはデフォルトのブラウザとして「MozillaFirefox」がプリインストールされています。

 Linuxでは定番ですね。

 実際Firefoxはセキュリティ意識が高く、また多くの有名なブラウザよりも軽量であるため、多くの軽量を目指すLinuxでは採用されやすいのでしょう。

 しかし、Firefoxをメインで使うには小さな壁がいくつかあります。

  • Gecko系である
  • OpenSUSE環境ではYouTubeの一部動画が再生できない
  • デフォルトでは自動でスクロールされない

 では、これらを解決していきましょう。

OpenSUSEでYouTubeをみる方法

 普通にデフォルトのFirefoxでYouTube動画をみると、このようなエラーが一部動画で見られます。

 OpenSUSEでYouTubeをみるには、いくつか方法があります。

  • Firefoxにメディアコーデックをインストールする
  • 他のブラウザを使用する
  • YouTubeクライアントを使用する

Firefoxにメディアコーデックをインストールする

 これはポピュラーですね。

 Ubuntuでも「メディアコーデックをインストールする」のチェックを外してインストールしてしまい、YouTubeのライブ配信が見られなかったときにした記憶があります。

 手順はいろいろあるので、他の方のサイトを参考にしてください。

他のブラウザを使用する

 これが一番簡単だと思います。

 どういうわけかはわかりませんが、GoogleChomeやMicrosoftEdgeではうまくいくようです。

 自分はMicrosoftEdgeユーザーですので、MicrosoftEdgeをインストールしました。

 まずDiscoverを開きます。

 検索ボックスで、「Microsoft Edge」と検索します。
※「Microsoft」と「Edge」の間、または「Google」と「Chrome」の間にスペースを入れないと検索に引っかからないので注意

 このPCではすでにインストールしているので表示が多少違いますが、わざわざDev版を使う理由もないので何も書かれていない方を選択しました。

 Dev版は多分テスト用バージョンだと思うので、一般ユーザーは黙って何も書いていない方をインストールしましょう。

 画像はDev版ですが、インストール方法は同じです。

 右上の、「Flathubからインストール」をクリックします。

 あとは、画面の指示に従ってください。

YouTubeクライアントを使用する

 デフォルトでインストールされている「VLCメディアプレイヤー」で可能です。

 VLCメディアプレイヤーを起動したら、キーボードショートカット「Ctrl+N」を入力します。

 するとこのような画面が表示されるので、ここに再生できなかった動画のURLを入れれば再生できるかもしれません。

 残念ながら自分は再生できませんでした。

 できたとしても、面倒なので非推奨です。

メインブラウザによって使い分けよう

 自分はメインブラウザがFirefoxなので、コーデックをインストールしました。

 メインブラウザがChromeやEdge、あるいはVivaldiとかならそっちをインストールすればいいと思います。

自動スクロール機能を利用する

 Firefoxを利用するにしても、ChromeやEdgeといったChromium系ブラウザを使用するにしても、デフォルトでは自動スクロール機能が利用できません。

 自動スクロール機能というのは、ブラウザでWebページを見ている際にホイールを押した際にマウスを下に移動すると自動でスクロールしてくれるあの機能です。

Firefoxの場合

 Firefoxの場合は、機能を有効化するだけです。

 まず、右上のハンバーガーメニューをクリックします。

 次に、「設定」をクリックします。

 とりあえず何も考えずに一番下までスクロールします。

 すると、「自動スクロール機能を使用する」メニューがあるので、チェックをつけます。

 青いチェックマークがついたら成功です。

Chromium系の場合

 Chromium系は、拡張機能をインストールする必要があります。

 今回インストールする拡張機能は「AutoScroll」です。

 インストールできたら、ブラウザを再起動します。

 このような表示が出て、自動スクロールができるようになっているはずです。

まとめ

 今回はOpenSUSEを最低限使えるような設定をしていきました。

 OpenSUSEは法律がなんとかで、サードパーティ製のソフトを入れられないため、メディアコーデックがインストールされていないようです。

 仕方ないとはいえ、ここは面倒ですね。

 しかし、安定性は抜群だと思っているので、これからも使い続けようと思いました。

 あとFirefoxで自動スクロールが無効なのはデフォルトです。

 ChromiumもLinuxに入れると基本自動スクロール機能は使えません。

 

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