Pop!_OS 24.04 LTSを試してみた

Pop!_OS

結構前から開発中と言われていたPop!_OSの最新版がリリースされました。

結構心待ちにしていたので,早速試していこうと思います。

Pop!_OSとは?

Pop!_OSは,アメリカのSystem76という会社によって開発されているLinuxです。

System76社自体がPCを発売しており,そのPCにはPop!_OSがプリインストールされています。

System76社はアメリカの企業ですが,調べた感じでは日本でも買っている人の記事があったので,いつか買ってみたいです。

とはいえPop!_OSのISOイメージは公開されているので,元WindowsPCでも普通に使うことができます。

Pop!_OSはGnomeベースの独自デスクトップ環境のcosmicを採用しており,これがなかなか高機能で,ここがPop!_OS最大の目玉とも言えるでしょう。この後詳しく見ていきます。

初回起動時

言語やユーザー情報はインストール時に設定させられますが,ユーザー情報以外は初回起動時にもう一度聞かれます。

また,その他ちょっとした設定もできます。

例えば,UIテーマを変更できます。今回はやっていませんが,ここでWindows風レイアウトにすることもできるようです。

他にもざっくりとした機能紹介があるので,目を通しておくと面白いと思います。

UIを見てみる

まずはログイン画面です。この時点でボタンが多いですね。

ログインし,いくつかアプリを開くとこんな感じ。

標準のテーマですが,かなりかっこいいですね。

色合いやUIについては,設定アプリの「デスクトップ」タブの「外観」から変更できます。かなり細かく設定できそうです。

ちなみにファイラーやターミナルエミュレータなどは独自のものとなっています。

アプリ一覧はこんな感じ。

日本語環境

日本語表示

標準でできます。

ただし,フォントがところどころ明朝体になっていてダサいです。

気に食わない人は好みのフォントを追加しましょう。

日本語入力

日本語入力は標準ではできませんので,設定していきましょう。

アプリ一覧の「システム」タブ内に「言語サポート」というアプリがあるので,これを起動します。

起動すると早速言語パッケージが不足していると教えてくれるので,「インストール」をクリック。

パスワードが聞かれるので,入力して完了したら再起動しましょう。再起動するとfcitxが選択できるようになるので,Fcitx5にしておきます。

もう一度言語サポートを開き,「システム全体に適用」を押します。

これで準備は完了です。

アプリ一覧から「fcitx5」を起動させると,上のバーにキーボードアイコンが現れるので「設定」をクリックして設定ウィンドウを開きます。

…と行きたかったのですが,自分の環境ではうまくインストールされておらず,ファイラーが起動してしまったのでコマンドで設定ツールをインストールしました。

sudo apt install fcitx5-config-qt -y

これで設定画面が表示できるようになります。

そしてこの設定画面でmozcを追加…と思ったのですが,mozcもインストールされていないようです。言語サポートのアプリ全然仕事してないじゃん。こちらもコマンドでインストールしましょう。

sudo apt install fcitx5-mozc -y

これで再起動すれば今度こそmozcが選択できるので,設定ツールの右側から左側にmozcを移動させておきましょう。左側はmozcのみにしておくとなお安心です。

これで日本語入力できるようになりました。

しかし,標準エディタ・ターミナルエミュレータでは日本語入力できませんでした。

そのため,日本語入力したいなら別でアプリを探す必要があります。

また,この状態ではmozcが起動してくれないので,自動起動の設定をする必要があります。

設定画面の「アプリケーション」タブ内の「スタートアップアプリケーション」にて,「Fcitx5」を追加することで自動起動されるようになります。

タイリング機能

デスクトップ環境のcosmicは基本的にマウス操作を前提として作られていますが,i3やwaylandのようなタイル型ウィンドウマネージャーみたくキーボードでウィンドウ操作ができる機能があります。

上のバーのウィンドウが別れてるようなアイコンのところから有効化できます。

この機能を有効化すると,画面が常に何かしらのウィンドウで満たされます。

自分はi3を使ってた時期があったのですが,あれは全てキーボード操作でウィンドウを動かす必要があり,覚えるまで苦労しましたが,こちらはドラッグでも移動できます。

また,ワークスペースのプレビューなんかもGUIからできます。

本気でタイル型ウィンドウマネージャー使っている人には甘えだと言われそうですが,自分のようなにわかにはこれくらいがちょうどよい気がします。

メモリ使用量

今回も起動直後のメモリ使用量を確かめてみました。

結果は約1.7GBでした。

軽量ではないですが,完成度を考慮すれば妥当なのではないでしょうか。

感想

正直,日本語入力問題さえ解決できれば万人受けの最強OSだと感じました。

日本語入力という観点を捨てれば全員におすすめしたいので,ある程度の自己解決ができる中級者におすすめです。

完成度高いし,外観もかっこいいし,使いやすいし,カスタマイズ性にも長けています。

…ただし,リリース遅すぎです。

バージョン名から分かる通りUbuntu24.04LTSベースなのですが,すでにリリースから1年半以上経過しており,なんならもうすぐ次のLTSが出ようとしている時期です。

じっくりクオリティを追求してくれたからこそのこの出来なんだとは思いますが,Linuxのトレンドは移り変わりが激しいのでなんとか開発スピードを頑張っていただきたいです。

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