2024年10月10日,Ubuntu24.10がリリースされました。
コードネームは「Oracular Oriole」です。
日本語訳すると,Oracularは「神託」,「Oriole」はどのツールを使ってもうまく翻訳できなかったので「オリオール」でいいということにして,「神託のオリオール」みたいな感じになります。
このバージョンはLTSではないので7ヶ月サポートです。
そんなUbuntu24.10を試してみた,という記事です。
Beta版のときのバグの修正
まずはBeta版のときのバグが直っているか見ていこうと思います。
Beta版のときに試した記事も合わせてご覧ください↓
Betaのときはウィンドウがバグり散らかしていて何も内容がわからない感じでしたが,今回は遭遇しませんでした。
Beta版と違うのはこれくらいですね。
Ubuntu24.10をちゃんと見ていく
20周年ロゴ
今回のリリースでUbuntuの初版のリリースから20周年ということで,起動ロゴとかのロゴ周りに「20 YEARS」と書かれています。
日本語入力の確認
LinuxMintがバージョンアップで日本語入力できなくなったため,一応見ておきます。
しっかりこのバージョンでも日本語入力できました。
ひとまず安心。
ファイラーのUIが変わった
前回は気づきませんでしたが,標準ファイラーのに更新が入ったようです。
具体的には左のタブの部分が「他の場所」が消えたり,「ネットワーク」と「ゴミ箱」が上に上がったりしています。
こちらがUbuntu24.04のUIです。
そしてこちらがUbuntu24.10のUIです。
「他の場所」の項目が消えたことで,ユーザーフォルダより上層にアクセスできなくなりました。
しかし,自分は気づいてしまいました。
アプリを追加しようとするときのウィンドウには「他の場所」が選択可能です。
作り込みが甘いのか,仕様なのかはわかりませんが…後者であってほしいです。
Security Center の追加
詳しくはBeta版のときに試したので,ざっくり試します。
モバイルOSのように,Firefoxなどから何かをダウンロードしようとする(というよりドライブへのアクセス)ときにアクセス許可を求めるウィンドウが表示されるようになります。
この機能を有効化することで,悪意のあるアプリがOSデータを勝手に変更してしまうような事態を防ぐことができます。
Gnomeのバージョンアップ
デスクトップの外観は基本的に変わっていませんが,警告画面が若干変わりました。
Ubuntu24.04はこんな感じでした。
そしてUbuntu24.10ではこんな感じになりました。
角が柔らかくなってよりテーマに統一感が現れましたね!
ずっと角ばった方に慣れていたので違和感はありますが,すぐ慣れるでしょう。
メモリ使用量
起動直後のメモリ使用量も測ってみました。
結果は1093MBでした。
やはり1000MB切るのは難しそうですね。
感想
結構追加機能ありましたね!
特にSecurityCenterに関しては,よりセキュリティが強化されそうなので次のLTSからはぜひ使っていきたいと思います。
それから,Root直下にアクセスできなくなったのはちょっとつらいかもしれません。
まあRoot直下が覗きたくなったらコマンドを使うか他のファイラーを使えばいいと思います。
次のアップデートも楽しみですね!
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