Ubuntu 25.04 「Plucky Puffin」が,4月17日にリリースされました。
遅くなってしまいましたが,変更点を確認していきます!

コードネーム
今回のコードネームは「Plucky Puffin」で,「勇気あるツノメドリ」という意味です。
ツノメドリとはなにか,Geminiに聞いてみました。
ツノメドリ(角目鳥、学名:Fratercula corniculata)は、チドリ目ウミスズメ科に分類される海鳥の一種です。北太平洋の寒冷な海域に生息し、繁殖期にはアラスカ、アリューシャン列島、カムチャツカ半島、千島列島などで見られます。日本では冬鳥として北海道などの一部地域で観察されることがあります。
ツノメドリの特徴
- 独特な形態: 体長は約40cmで、ずんぐりとした体型をしています。最も特徴的なのは、太くて平たい、鮮やかな色のくちばしです。繁殖期には、くちばしの根元が黄色または灰色、先端が赤色になります。また、目の上には黒い角のような突起が現れることが名前の由来となっています。
- 季節による羽色の変化: 夏羽は、顔が白く、体の上部が黒、下部が白いコントラストの強い色合いになります。冬羽になると、顔は灰色っぽくなり、くちばしの色もくすんだ色に変化します。
- 潜水能力: 短い翼を器用に使い、海中を潜って魚を捕食します。くちばしの縁には細かいギザギザがあり、捕らえた魚をしっかりと保持することができます。一度に複数の魚をくわえて巣に戻ることもあります。
- 繁殖生態: 海に面した断崖の上の地面に巣穴を掘って集団で繁殖します。一夫一婦制で、 обычно 1つの卵を産み、雌雄交代で抱卵・育雛を行います。
- 生活サイクル: 非繁殖期は外洋で生活し、繁殖期になると陸に戻ります。飛ぶことはあまり得意ではありませんが、水中での遊泳能力に優れています。
ツノメドリは、その愛らしい外見と独特な生態から、多くの人々に親しまれている海鳥です。「海のオウム」や「海のピエロ」と呼ばれることもあります。

確かに特徴的な顔をしていますね!
鳥と言っておきながら泳ぎに特化しているところから,ペンギンを連想されますね。
変更点
今回のアップデートではGnome48になったくらいで,機能面ではあまり大きな変更点はないようです。
その代わり,インストーラーにアップデートが入ったようで,様々な機能が追加されていました。
外観
とくに変更点はないですが,壁紙だけ確認していきましょう。

ツノメドリのロゴが真ん中にある,いつもと同系統の壁紙ですね。
他にも何枚かツノメドリの絵が描かれた壁紙がありますが,これはインストールしてからのお試し,ということにしておきます。

インストーラー
OSの一つを指定して置き換えることができるようになった
これまではインストール場所の選択画面では,すべて消すか既存のパーティションを分割してデュアルブートにするか完全カスタムかを選ぶことができました。
このバージョンから,日本語表示にはまだ対応していませんでしたが,既存のOS一つを潰して置き換えることができるようになっていました。

この機能はすでにデュアルブートをしているときなんかに便利そうですよね。
例えばWidowsとUbuntuでデュアルブートしていたとして,これまでならカスタムでどこか潰すOSを選んでそこにインストールするしかありませんでしたが,この機能によって簡単に置き換えができるようになりました。

暗号化の際にLVMと組み合わせることができるようになった
これまではただ暗号化するだけだったため,パーティション管理やスナップショットの保存ができませんでした。
しかしこのバージョンからLVMも組み合わせてインストールできるオプションが追加されたため,暗号化を利用した際の柔軟性が増しました。


Gnome48
こちらはいつもどおり,Gnomeのバージョンアップです。
UIに関しては大きくは変わっていないようですが,設定を一通り見ていくと「Wellbeing」という項目が追加さていることがわかります。

残念ながら日本語対応に関しては全くされていないという感じですが,スクリーンタイムを見ることができます。
他にも,一定時間ごとに通知して休みを促したり,一日にPCを使える上限を設定できるようです。
子供に使わせたい際やPCに熱中しすぎていると自覚している人には便利かもしれません。
ただ,どうせなら管理者権限で一般ユーザーの時間も制限できる,とかだともっと家庭利用に活かせるのかなと思いました。
感想
今回は,Ubuntu 25.04のアップデート内容を確認していきました。
個人的にはWindowsみたいにTPMを利用して標準機能としてパスワード無しで暗号化してくれると嬉しいなあと思います。
まあパスワードのほうが守られている感じがあるのでそっちのほうが安心感はありますけどね。
次のUbuntu 25.10がまた楽しみになりました。

コメント