ZorinOS17.2がリリース! 変更点を確かめてみた!

Zorin OS

安定感と美しい外観に定評のあるOS「ZorinOS」のバージョン17.2がリリースされたので,変更点を確認していきます。

ZorinOS17.xを使用していれば,基本的に普段のアップデートをするだけで適用が可能です。

今回はわりといろいろな機能が追加されたので,ぜひ試してみてください!

また,今回の記事は公式のページを参考に作ったので,詳しいことはこちらも御覧ください。

ZorinOSとは?

ZorinOSは,UbuntuをベースとしたOSです。

Liteエディション(開発終了予定)のみXfce,それ以外はGnomeをデスクトップ環境に用いています。

普通に使えるCoreエディション,学習に最適化されたEducationエディション,Linuxとしては珍しい有料版のProエディション,軽量版のLiteエディションがあります。

Gnome版が基本のエディションで,外観をWindowsに似せたり,ProエディションのみですがMacに似せたりできるようになっています。

新機能の紹介

今回紹介する機能はどれもZorinOS独自の設定アプリ「Zorin Appearance」の項目です。

スタートメニューから,「Zorin Appearance」をクリックして起動しておいてください。

カーソルを変更できるようになった

このバージョンから,簡単にカーソルテーマを変更できるようになりました。

まず,「テーマ」タブに移動します。

「その他」の項目に移動します。

ここの「カーソル」のプルダウンから変更できます。

デフォルトでは4つインストールされていますが,コマンド等で追加カーソルテーマを追加すればここから変更できるようです。

Redglassなるカーソルテーマにしてみました。

ちょっとこの色はプレゼンでもしない限り毒々しいだけですね…

新たな設定項目「ウィンドウ」が現れた

これまでにはなかった「ウィンドウ」タブが追加されました。

自分が見た感じ,日本語訳はところどころされておらず,少し残念かなと思いました。

今回は試しにタイトルバーボタンを左に移動してみました。

しっかりFirefoxでも対応しているようです。

スクロールバーの太さを自動的に細くしない設定が可能になった

これまではスクロールバーはデフォルトで細く,操作しないときは非表示に,ホバー時に太く表示されるようになっていました。

このバージョンからは常に太く表示することが可能になりました。

「インターフェース」タブより設定が可能です。

まだ日本語訳がされていませんが,「Overlay Scrollbars」の部分を画像のようにオンにすることで,常に表示するモードに変更が可能になります。

これがデフォルト状態。

スクロールしない際は非表示になっています。

ホバーすると太く表示されます。

デフォルトではオフですが,オンにして試してみます。

スクロールしていませんが,スクロールバーが表示されています。

ホバー時はいくらか色が濃くなりました。

なおFirefoxには非対応のようです。

Firefoxにはスクロールバーを設定する項目があるので競合してしまったのかもしれません。

その他

より幅広いデバイスとの互換性強化と,最新のセキュリティが適用されています。

どれくらい軽いのか?

Liteエディションが開発終了予定の理由が書かれているページに,Gnomeでも十分軽いからって書かれていたので,どれくらい軽いか試してみたかったんですよね。

Liteエディションでは600MBから700MBくらいだったはずですが,Coreエディションはどうでしょうか?

いつも通り起動直後にコマンドで確認してみました!

結果は842GBでした。

なんと…1GBを切っていました!

アニメーションをオフにする項目もあるようなので,この機能と併用すればCPU負荷も抑えられ,わりと古いPCでも動くかもしれません。

感想

今回のアップデートではルックアンドフィールの自由度が高くなりましたね!

次のバージョンでは日本語対応をさらに強化してくれるとありがたいです。

そして今のメモリ使用量ってあんなに少ないんですね。

これなら確かにLiteエディションを諦めるのも納得してしまいます。

そしてなんと言っても安定感がいいですよね。

ZorinOSLiteの代わりはCoreでもいいかもしれません。

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